いつもRPG MAKER UNITEをプレイ頂き誠にありがとうございます。

バージョン1.1.0のアップデート内容についてお知らせいたします!

 

今回はRPG MAKER UNITE初の大型アップデートとなります。

多くの新機能と改修が含まれております。

大幅な変更となりますので、実際に触って頂くことで「今までのUNITEとは一味違う!」と思って頂けると思います。

 

★AssetStore版の注意点

AssetStore版RPG MAKER UNITEのv1.1.0は別アセットとなります。

以下のURLより再購入して頂くことで、packageManager上でインポートが可能になります。

※RPG MAKER UNITEを購入済みの人は無料で購入が出来ます。

https://assetstore.unity.com/packages/slug/287648

 

v1.0系からのアップデート手順はこちらを確認してください。

 

アップデート手順

アップデートの手順についてはプラットフォーム毎に若干異なる為、以下の別途記事をご参照の上、アップデートを行っていただくようお願い致します。

AssetStore版のアップデート手順はこちら

Epic版のアップデート手順はこちら

 

※またアップデートの際には、プロジェクトのバックアップを取っておくことを推奨します

 

アップデート内容一覧

一覧

  • 新機能
    • UnityのScene連携を強化
    • ポストエフェクト対応
    • イベントの検索機能を強化
    • よく使うヒエラルキーの項目を表示する履歴ウィンドウ
    • オート影付け機能
  • 機能改修
    • パフォーマンス改善
    • 素材選択画面の一覧性向上
    • 移動ルートの設定コマンド改善
    • イベント項目の折りたたみ機能追加
    • マップ・イベントエディタを別ウィンドウに切り出し、マップ・イベントの編集を行いやすくする
    • イベント画像にタイルを指定できるように改修
    • メニュー改修
    • エディタ表示言語切替機能の改修
  • 不具合修正

新機能

UnityのScene連携を強化

Unityで作成したシーンとUNITEの行き来が可能になります。

Unityシーンを使用することでRPG MAKER UNITEの仕様に縛られない自由な表現が可能になっています。

機能詳細についてはこちらのマニュアルをご参照ください

 

ポストエフェクト対応

Unityのポストエフェクト機能をUNITE側で指定し、呼び出せるようにします。

ポストエフェクトを使用することで、リッチな画面演出の作成が可能になりました。

機能詳細についてはこちらのマニュアルをご参照ください

 

イベントの検索機能を強化

変数/スイッチ/イベント/フリーワードによる検索が可能になる機能を追加しました。

 

よく使うヒエラルキーの項目を表示する履歴ウィンドウ

一度表示した項目を履歴として保持して、履歴から表示する機能を追加しました。

 

オート影つけ機能

これまでのシリーズにあった「オート影つけ」機能がUNITEで使用可能になります。

タイルグループごとに影つけ自動で行うかどうかの設定をすることができます。

 

機能改修

パフォーマンス改善

インストール時間の短縮と、エディタの一部動作を改善しました。

タイル周りを扱う機能や、マップ表示時のパフォーマンスを改善し、動作を軽快化しました。

 

素材選択画面の一覧性向上

計82箇所の素材選択画面のUI/UXを向上しました。

画像を一覧で表示させて選択した画像をプレビューできるようになっています。

 

移動ルートの設定コマンド改善

イベントコマンド「移動ルートの指定」の機能を改修しました。

設定途中からでも設定した移動ルートを変更できるようにして、利便性を高めます。

 

イベント項目の折りたたみ機能追加

イベント実行内容内に存在するイベントを折りたたみ、視認性を高めます。

 

マップ・イベントエディタを別ウィンドウに切り出し、マップ・イベントの編集を行いやすくする

マップリストとイベントリストをRPG Dataの一覧から抜き出し、専用のヒエラルキーに抜き出すことで、他のRPG Dataの項目を操作しながらでもマップの見た目やイベントの中身を変更する事が可能になりました。

 

また、イベントエディタのUI/UXも向上しています。

具体的には、以下になります。

  • イベントを選択した際に、イベント実行内容が表示される
  • 右クリックメニューの精査
  • イベントエディタを広く使えるようレイアウトの調整

 

イベント画像にタイルを指定できるように改修

アクター、オブジェクトの他にタイルをイベントの画像として設定が可能になります。

設定が可能なタイルは「通常タイル」「大型タイル」のみとなります。

 

メニュー改修

メニューの[RPGMaker]にUNITEの機能を一部まとめました。

以前[ウィンドウ]>[RPGMaker]にあったメニューと今回追加したいくつかのメニューを[RPGMaker]メニューにまとめました。

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エディタ表示言語切替機能の改修

メニューの[RPG Maker]>[UNITE Language]より、UNITE側のエディタ言語を変更できるようになります。

※AssetStore版のみの更新(Epic版には以前からあった機能になります)

 

不具合修正

以下の不具合を修正しました。

  • コモンイベント内に「透明状態の変更」がある状態でイベントを実行した際に、エラーになり進行不能になる不具合
  • 特定のイベントを設置した状態で実行ファイルを出力し、長時間実行した場合にメモリを消費し続ける不具合
  • 中国語版でサウンドが選択できなくなる不具合
  • 乗り物の初期設定を「なし」にしても保存されない不具合
  • フィールドキャラクタをすべて削除するとその後追加ができなくなる不具合
  • すり抜け&接触イベントに対して2マス以上先から移動し、イベントに接触するとサウンドが2重に鳴っていた不具合
  • イベント発生のトリガを「プレイヤーから接触」にした時に接触していないのにイベントが発生する不具合
  • 出現条件を満たしていないイベントページに設定されている画像が、コンティニュー時に一瞬表示されてしまう不具合
  • キャラのフェイス表示をフィールドキャラクタにした場合にアイテム使用時のウィンドウだけ表示がおかしくなる不具合
  • イベントコマンド「変数の操作」で、「ゲームデータ / 敵」で指定できるリストが、バトル中の敵キャラのリストではなく、データベースの敵キャラのリストになっている不具合
  • スイッチと変数の表記ブレの不具合
  • プレイヤーを初期配置したマップを削除した場合にテストプレイができてしまう不具合
  • アイテム選択の設定画面でフォントサイズを変更しても反映されない不具合
  • ウェイトコマンドの数値変更中にテストプレイを開始するとエラーログが出力される不具合
  • タイトル画面のオプションを閉じるキャンセル音とコンティニュー時のロード音が2倍の音量で再生されてしまう不具合

今回のアップデートはとても大きな改修となりました。

以前公開した記事「メジャーアップデート」の中から今回のアップデートで実装されたものが多くあります。

併せてメジャーアップデートの記事もご確認ください